走り方をめぐる ある論争が話題です。
「グーとパー、どっちが速く走れるのか?」というもの。
グーの方が腕を振りやすい?パーの方が風を切れる?など様々な意見がある。
では、グーとパーどちらが多いのか?
東京五輪2020、男子100m決勝の選手たちを見てみると、
その内訳は、パー1人、グー6人と、グーの方が多かった。
一方、準決勝については、半々くらいだった。
速い人には、グーが多いということだろうか?
ちなみに、100m世界記録保持者のウサイン・ボルトは、グーだった。
この疑問ついて、国際陸上競技連盟公認指導者の 伊藤友広さんに聞いてみると、
腕振りは走りに勢いを加える上で重要な役割を果たしますが、手元の形がそれに大きく影響を与えることはありません。大切なのは脚で地面に力を加えるタイミングと、腕を振り込んで勢いを与えるタイミングが合っているか、下半身だけでなく上半身が連動し、全身をうまく使えた走りになっているか。
とのことだった。