コロナ重症化を防ぐ「ネーザルハイフロー」の話:WBS【2021/08/25】

新型コロナの重症化を防ぐ装置「ネーザルハイフロー」とは?


鼻に差し込んだ管から濃度を調整した酸素を加温加湿して送り込む。
肺を広げて大量の酸素を届ける。
中等症患者の重症化を防ぐ。

重症患者に使われる人工呼吸器や人工心肺装置(エクモ)は大掛かりな装置を使い、患者への負担も大きい。

一方、ネーザルハイフローは鼻に管を装着するだけなので、患者は話ができ、食事もとれる。酸素マスクと人工呼吸器などの中間の働きをするイメージ。

厚生労働省は、2021年5月に、新型コロナ治療機器として、ネーザルハイフローの使用を認めた。

中等症患者は、以前は、重症ベッドが空いていて転院していたが、今は簡単にできない。

湘南鎌倉総合病院では、ネーザルハイフローを購入し、結果的に人工呼吸器まで至らず、多くの患者が改善しているという。

ネーザルハイフローの価格は、人工呼吸器の約10分の1の価格で、約50万〜80万円。