飲料の話です。
2020年の清涼飲料水市場は、家庭での需要が増えたが、コロナ禍で外出の機会が減ったため、全体としては縮小した。
そんな中、あるタイプの飲料が急成長している。
都内のスーパーを見てみると、ずらりと並んだお茶やジュースの横に、見慣れない缶があった。
缶には、「1本で2L分」と書かれている。
こちらは、水で薄める濃縮タイプの飲料。
水で薄めて飲む飲料といえば、カルピスが有名だが、
今、緑茶にウーロン茶、麦茶にコーヒー、紅茶、機能性飲料など、濃縮タイプが続々と登場。
その市場規模は、2019年と比べ、2割以上拡大した。
例えば、伊藤園の「おーいお茶」の場合、
2リットルのペットボトル6本を持ち帰るのは重くて大変だが、濃縮缶6缶なら簡単。
好みの濃さに調節も可能。
水出し・煮出しより短時間。
買い置きする場合、省スペースで収納できる。
などのメリットがある。