東京の地下鉄では、乗り換えが迷路のようになっている駅も多い。
そこで、お客さんに、よりわかりやすく使ってもらうための取り組みがある。
それが、ホームにある「案内表示」。
何両目に乗れば、どの出口に近いか、などが書いてある。
東京の地下鉄でよく見かけるが、
実は、これを提案したのは、福井泰代さんという主婦の方。
今(2021年)から、約25年前、荷物と小さな子どもを抱えていた福井さんは、
駅のホームでエスカレーターを見つけられずに、大変苦労したという。
そこで、福井さんは、自ら5か月かけて、当時256か所あった都内の地下鉄の駅を調べまわり、
それぞれの駅で、どこの車両から降りたら、階段やエスカレーターが近いかなど駅の情報をデータ化。
そのデータを当時の営団地下鉄に、持ち込み、見事採用されたという。