2021年11月1日に、新500円硬貨が発行されました。
それから 1ヶ月経った12月初めに、
都内の飲食店の食券機で、新500円硬貨を使おうとすると、
何度やっても、返却口に戻ってきてしまう。
食券機を設置する都内の飲食店30店舗に、
新型500円に対応しているか確認したところ、
25店舗が未対応という結果に。
実は、飲食店や交通機関など、様々な場所で利用できないという声が相次いでいる。
全国に約27万台の自販機を設置しているダイドードリンコでも、
新500円硬貨に対応しているのは、全体の1割。
また、路線バスを運行する小田急バスでは、
「新500円硬貨は、使用できません」と書いてあった。
では、なぜ対応していないのか?
小田急バスの総務部長によると、
ほとんどのお客様が、ICカードの利用、または定期。
500円玉の利用は非常に少ないということで対応していない。
とのこと。
ある飲食店に聞くと、
新500円硬貨対応機種に替えるには、350万円といわれたので、今の売上ではなかなか厳しい
とのこと。
このように、対応費用は自己負担だという。
財務省によると、2022年末までに2億枚発行される予定の新500円硬貨。
ATMや駅の券売機などでは、概ね対応済みだとする一方、
未対応の事業者については、メンテナンスなどの各自のタイミングで問題なく直ちに対応する必要はない
とのこと。