日本の冬を象徴する「こたつでみかん」。
今それが、消えつつある。
1990年、約180万台だったこたつの生産台数は、
2003年には、約25万台まで減少。
大手企業が次々とこたつ事業から撤退し、2004年以降は、調査さえ行われなくなった。
こたつの良さは?
こたつは、足元の区切られた所のみを暖める発想なので、
上手く使えば、エアコンよりお得な暖房器具。
さらに、1回、中を暖めると、布団が被って保温した空間が出来上がるので、電気を一旦切ってもしばらく暖かい。
つまり、こたつは電気代が安く保温性が高い。
さらに、こたつは内部が密閉されているため、エアコンなどに比べ、早く暖まる。
そして、エアコンと異なり、部屋に花粉やホコリが舞い上がりづらい。
さらに、火災の心配はほとんどなく、家族の場合、自ずとそこに団らんが生まれる。
一方、こたつといえばの「みかん」。
実は、これ理にかなっている。
みかんは、こたつによって失われる水分を補給し、ビタミンをとることで、風邪の予防にもなる。
まさに、こたつでみかんは、日本人の偉大なる知恵。