「火」とは何なのか?:チコちゃんに叱られる!【2022/04/01】

」とは、一体なんなのか?という話がありました。


これについて、火の仕組みに詳しい 川村康文 先生(東京理科大学 理学部 物理学科 教授)が説明していました。

火は、ものが燃えるときについている。

火の中で何が起こっているのか?

急激な「酸化反応」がたてつづけに起こっている。

火は、メタンなどの可燃性の物質が、空気中の酸素と結びつく化学反応の中で生まれる。

これを「酸化」という。

この現象は、身近な例でいうと、実は、鉄が酸素と結びついて、サビるのと同じ。

つまり、火が燃えることと、サビることは、同じ「酸化」という現象。

鉄は酸素に触れて少しずつサビる。火はおきない。

火がおきるには、高温の熱と急激な酸化反応が必要。

ろうろくの例:

まず、キッカケとなるライターの熱を近づけると、ろうそくが溶けて、可燃性ガスが生まれる。

可燃性ガスがライターの高温の熱の中で、空気中の酸素と結びつく。

すなわち酸化反応をおこす。

その時に、「光」「熱」が生まれている。

生まれた熱で、ろうそくが溶けて、さらに可燃性ガスが出てくる。

そのガスが酸素と結びついて、酸化反応がおこる。

これが繰り返されて、ドミノ倒しのようにたてつづけにずっと起こる。

これが火になっている。

ちなみに、

火が消えたものでも、残った可燃性ガスと熱のせいで、再び火がつくことがある。

消したつもりのたき火やタバコの火など、気を付けないと火事のもとになる可能性もあるので、注意が必要。