SNS上に「使用済みマスク売ります」:THE TIME【2022/04/21】

新型コロナの拡大が始まった当初は、在庫不足で高額取引されていたマスク。

今は、別の理由で売買されている。

SNSで、「#使用済みマスク売ります」や「#JK」などで検索すると、いくつも出てくる。

こんな書き込みもあった。

「バイトで着けっぱなしでした、1枚1000円 DMにてご連絡下さい」

他にも、口紅やファンデーションなどがついた写真も投稿されている。

SNSやフリマアプリで、”使用済みマスク”を販売しようとする若い女性が増えている。

このような行為に、街の人は?

否定派

・汚い!キモイ!
・売る人もヤバイけど、買う人もヤバイ、コロナがまだあるし、普通に汚い

肯定派

・ゴミになる予定のものだったから、それでお金もらえるならいいかなってなる人も、わからなくはないかな
・お金のために、その手段しかないという人も・・・

中には、販売目的で口紅や化粧を厚くし、あとがついたマスクをSNSに投稿、匿名で販売している人もいる。

このような行為は、法的に問題はないのか?

ある弁護士によると、

青少年保護育成条例は、
例えば、18歳未満の青少年から、使用済みの下着などを買い受けることは禁止している法律。
この「下着等」に、マスクが含まれるかが問題だが、現状では含まれるとはされていないので、違反にはならない。

とのこと。

このような背景には、

・バイトが減って金欠
・コロナの影響でなかなか働けず困っています。

など、コロナ禍で経済的に困窮した学生などが売るケースがある。

しかし、中には、こんな危険も潜んでいる。

「使用済みマスクを手渡しで販売する予定はありませんか?」などと、直接会うことを求めてくる人もいる。

ITジャーナリストの三上洋さんによると、

マスクの写真の背景や、発送の時に消印が残るなど、SNSのアカウント情報と照らし合わせることで、大体住んでいる場所がわかってしまうという危険性がある。
”マスクを買いたい”という人は、相手がどんな人だろうという所に興味を持ってしまう。
それによって、ストーカー行為に発展する等の危険性がある。

他にも、男性が女性を装って販売しているケースもあった。