「若手芸人コンプライアンスでがんじがらめにされても従わざるを得ない説」がありました。
お笑い芸人コンビの囲碁将棋が、ニセ企画の料理番組をさせられていました。
ターゲットは、囲碁将棋の根建。
その相方の文田は、スタッフと共に仕掛け人。
今回は、レシピサイトを見て、料理を2品作るというニセのロケ。
最初の料理、「エビときゅうりの酢の物」
根建(ターゲット)「(レシピ)エビのしっぽの先を切って、中にある水気を包丁の先でしごいてください。」
文田(仕掛け人)「どういう事?しごくって?」
根建「しごく分かるだろ、しごき入れろよお前それ」
文田「あっ、あっ、これ・・・」
根建「そう、ヘタみたいなの出てくるから」
スタッフ「ごめんなさい、ちょっといいですか?」。
スタッフ「『しごく』っていう言い方が下ネタっぽく聞こえちゃうんで・・・」。
文田「ああ、確かに」
スタッフ「コンプライアンスにひっかかる」
根建「あっ、マジすか・・・、あっ『しごく』ダメなんすか?」
スタッフ「『しごく』がちょっと・・・」
根建「これ(レシピに)書いて・・・書いてあるんすけど」
スタッフ「たぶんそのサイト的にはOKだと思うんですけれども、テレビ的にはちょっとNG」
根建「あぁ、そうなんですね分かりました」
スタッフ「ごめんなさい、すいません」
根建「(レシピ)エビのしっぽの先を切って、中にある水気を包丁の先で『しばい』てください。」
文田「しばくって・・・」
根建「いや、しばいて・・・、違う違う違ういやだから、しば・・・しばけよ」
根建「(レシピ)弱火で2〜3分茹でたあとざるに上げ、冷めたら皮をむいて塩と酒をまぶします」
スタッフ「ごめんなさい、『皮をむいて』も・・・」。
文田「あっ、なるほど、まぁまぁ」
根建「いやいや『皮むいて』は でも・・・」
スタッフ「勘違いしちゃうんじゃないかなっていう」
根建「いやいや『皮むいて』はちょっとそれはさすがに、えっホントすか?」
根建「(レシピ)弱火で2〜3分茹でたあとざるに上げ、冷めたら『身ぐるみ剥がして』塩と酒をまぶします」
根建「分かります?」
文田「分かります」
根建「外側の身ぐるみ剥がしてください」
文田「あっ、分かりました」
過剰な言葉狩りに何とか対応した根建。
2つ目の料理、「キノコたっぷりシャケのホイル焼き」
根建「(レシピ)手にたっぷり塩を取ってシャケ全体をこすり残っているぬめりを取ってから水で洗い流します」
スタッフ「すいません、すいません」
スタッフ「『こする』と『ぬめり』がダブルで2つともダメでした」
根建「ぬめりも・・・」
根建「(レシピ)手にたっぷり塩を取ってシャケ全体を『こねくりまわし』残っている『プライド』を取ってから水で洗い流します」
(プライドを取るって何?)
そして、ここで、下ネタ取締りは言葉だけではなく・・・。
根建「(レシピ)エリンギ、シイタケはお好みの大きさにカット」
根建「というわけでじゃあまな板で・・・」
スタッフ「ごめんなさい、ごめんなさい、ちょっと1回また止めます」
スタッフ「ちょっとこのきのこ類が、ちょっと男性器に見える・・・」
根建「それはヤバいっす、ウソでしょ?ホントっすか?」
根建「絶対見えないっすよ、これ」
スタッフ「見える可能性があるっていう事で・・・」
根建「いやまぁまぁまぁ」
根建「じゃ最悪エリンギ・・・いやエリンギも見えないな」
スタッフ「なので・・・」
根建「えっ?」
根建「要するにこう(あの形)になってなかったらいいって事ですよね?」
スタッフ「どういう事ですか?もう1回・・・」
根建「こういう風(あの形)になってなかったら」
スタッフ「はい」
根建「XXXの形してなかったら大丈夫って事ですよね?」
スタッフ「はい・・・」
根建「えっ、まぁまぁまぁ OK」
根建「だからその両サイド切ろう」
根建「だからここの 一直線だったらいいですよね?」
スタッフ「大丈夫です、はい」
ということで、きのこのXXXの部分をカットし、ご家族で安心して扱える食材が完成した。