こちらに、「よく光る素材のバンド」を腕に巻き着けている人がいる。
これを着けていると、夜でも車や自転車から見やすくて安全。
ではなぜ、これが車から見やすいのか?
ここで問題。
ここに「裏返したCD」「パックに入ったたまご」「皿に乗ったビー玉」がある。
この3つの中で、先ほどの「よく光る素材」と似た構造のものが1つだけある。
さて、それはどれか?
答えは、スマホで、これらの写真を撮ると分かる。
スマホをカメラモードにして、フラッシュをオンにして撮影する。
撮った写真を見てみると、ビー玉だけが妙に明るく写った。
皿に乗ったビー玉は、夜でも見やすい素材とよく似た構造になっている。
普通、服など表面がザラザラしたものに光が当たると、光が乱反射し、様々な方向へ拡散する。
しかし、夜でも目立つバンドは、光が当たると、
その光の元に向かって「再帰性反射」をする特殊な素材が使われている。
なので、車のライトなどが当たると、光源に戻るように光が反射し、車からよく見える。
この「再帰性反射」をする素材。
表面の構造により、「プリズムタイプ」「ビーズタイプ」など、いくつか種類があり、
皿の上に置いたビー玉は、そのうちのビーズタイプのものとよく似た構造になっているため、
フラッシュを使って写真を撮ると、とても明るく写った。