反射バンドが光る理由:2355【2022/08/19】

こちらに、「よく光る素材のバンド」を腕に巻き着けている人がいる。


これを着けていると、夜でも車や自転車から見やすくて安全。

ではなぜ、これが車から見やすいのか?

ここで問題。

ここに「裏返したCD」「パックに入ったたまご」「皿に乗ったビー玉」がある。

この3つの中で、先ほどの「よく光る素材」と似た構造のものが1つだけある。

さて、それはどれか?

考え中

答えは、スマホで、これらの写真を撮ると分かる。

スマホをカメラモードにして、フラッシュをオンにして撮影する。

撮った写真を見てみると、ビー玉だけが妙に明るく写った。

皿に乗ったビー玉は、夜でも見やすい素材とよく似た構造になっている。

普通、服など表面がザラザラしたものに光が当たると、光が乱反射し、様々な方向へ拡散する。

しかし、夜でも目立つバンドは、光が当たると、

その光の元に向かって「再帰性反射」をする特殊な素材が使われている。

なので、車のライトなどが当たると、光源に戻るように光が反射し、車からよく見える。

この「再帰性反射」をする素材。

表面の構造により、「プリズムタイプ」「ビーズタイプ」など、いくつか種類があり、

皿の上に置いたビー玉は、そのうちのビーズタイプのものとよく似た構造になっているため、

フラッシュを使って写真を撮ると、とても明るく写った。