分譲マンションを新築で買っても、数十年経つと、高齢の人が増えてくる。
高齢の人が居なくなって、ファミリーが入って来ても、その数は年々増える傾向にある。
もともと、あるマンションでは、バリアフリーをうたっていて、
共用の玄関にはスロープがあったり、その脇には福祉用の駐車場があったり、各戸のお風呂やトイレには手すりがあった。
さらに、各戸で介護も必要になってくると、廊下に手すりをつけるなどのリフォームも増えた。
しかし、その一方で、共用の玄関扉は、子どもや高齢の人が、ひとりで開けるには大変なくらい重厚で重い扉になっていた。
バリアフリーをうたっているマンションなのに、これはなぜだろう?
この疑問に、ある人が答えた。
介護されている人は、ひとりで部屋から出ることもなく、動き回ることはない。
もし、外へ出るにしても、誰かの付き添いがあるので、自分で玄関扉を開ける必要はない。
共用の玄関扉が重い理由には、マンションの景観や災害面を考慮してなどの理由はいろいろあるが、
他にも、高齢の認知症の人のことを考えると、
一人だけで外に徘徊したりしないようになどの意味もあるのかもしれない。