深夜のエレベーターの恐怖?:2355【2023/07/04】

ある日、男は、夜遅くまで残業をしていた。


時間は、終電近くになり、

一緒に働いていたもう一人の同僚も先に帰った。

男は、会社に1人になった。

その後、ようやく男は仕事を終えて、会社を出ようとすると、

なぜか、エレベーターが自分がいるフロアの6階にとまっていて、

男は、ドキッとした。

深夜のこのフロアには、自分しかいないはずなのに、

エレベーターがあるから、誰かが来たのではないかと、怖くなった。

しかし、これは・・・、

先に帰った同僚が、エレベーターに乗って1階に着く。

エレベーターを降りる時に、6階のボタンを押してから出る。

無人のエレベーターが、6階に到着することになる。

こうすれば、居残りの男が帰る時に、

エレベーターを待たずに、少しでも早く帰れる。

そういった、同僚の無言の気遣いであったかもしれない。