全国各地で、水道料金が値上っているという話です。
2023年9月、大阪・箕面市で歩道の下の水道管が破裂。
原因は、水道管の老朽化によるもので、直径10cmほどの穴が空いていた。
水道料金の値上げの原因となっているのが、
水道管などの老朽化した設備等の更新費用や、
人口減少による料金収入の減少。
ここ数年、埼玉県川口市や神奈川県横浜市など、全国各地で水道料金の値上げが行われるなか、
宮城県石巻市でも、2023年6月請求分から、水道料金が約20%値上げされた。
この値上げは、水道の使用者一軒一軒に配られる広報誌や、ホームページなどでも周知していたが、知らない市民も多かった。
水道は電気と違って、管轄するエリアが細分化され、メディアなどで取り上げられる機会が少ない。
別の問題もある。
広報する人や水道のビジョンを作るための人材も不足していて、目の前の仕事をやるのが、今の水道局員の仕事になっている。
石巻市のように、水道料金の値上げが必要な事業体は全国規模に及んでいる。
「水の安全保障戦略機構」が算出した試算によると、
20年後、水道料金が約10倍にもなる所もあるという(※自治体が手当など、何もしなかった場合)
老朽化や、人口減少、節水、などが水道料金値上げの原因となっている。