効率のよいタイヤの運び方:コンテナ全部開けちゃいました! 【2024/01/17】

効率のよいタイヤの運び方がありました。

日本からメキシコへ輸送するコンテナの中を見てみると、

タイヤがギッシリ詰まっていた。

これは、乗用車用のタイヤ。

日本のタイヤは海外でも人気で、世界の生産シェア率は日本が世界第1位。

それにしても、コンテナの中では、タイヤを不思議な積み方にしている。

これは、レース編みのように積むことから、「レーシング積み」と呼ばれる手法。

輪の中にタイヤをはめ込むようにクロスさせて積むことで、

平積みよりも、10%多く積むことができる。

コンテナの輸送運賃は、重さ30トンまでは同じなので、なるべく多くのタイヤを積んだ方が、輸送コストを下げられる。

もし、タイヤを縦に並べてしまうと、

タイヤの真ん中に無駄なスペースが多くできてしまい、たくさん積むことができない。

しかし、レーシング積みでは、空洞部分を利用して、タイヤを互い違いに積むことで、無駄な空間を少なくし、より多くのタイヤを積むことができる、

この積み方は、世界中で使われている。

ちなみに、中古タイヤの場合は、新品のモノに比べて、さらに多くのタイヤを積むことができる。

同じコンテナでも、600本も多く積むことができたケースもある。

どうしているのか?

実は、1個の中古タイヤの中には・・・、


さらに、もう1個中古タイヤが入っていた。

1本に見えるこのタイヤは、2つのタイヤが合わさっていた。

このように、タイヤの中にひと回り小さいタイヤを入れることを「ダブリング」という。

どのようにして、タイヤを入れているのか?

「ダブリングマシン」という電気と空気圧でタイヤを圧縮する機械を使う。

まず、大きい方のタイヤの幅を広げる。

広げたタイヤの中に、小さい方のタイヤを潰して・・・

押し込んで入れる。

さらに、タイヤの中に、2つのタイヤを入れることもあり、それを「トリプリング」という。

今回使用したコンテナの場合、ダブリングすると、2倍の2000本、トリプリングすると3倍の3000本 を積むことができるという。

タイヤは空気を運んでいるようなもの、空洞部分の使い方で積む量は増える。

1回のコンテナで積む量を増やして、タイヤ1本あたりの運搬コストを少しでも下げている。