人差し指と中指に触れるペンは何本?:チコちゃんに叱られる!【2024/05/03】

人体の不思議な現象がありました。

右手の人差し指と中指を交差させて、腕を前に伸ばす。

そして、目をつむる。

他の人が、1本のペンを持って、その指の間にくっつける。

そして、「今ペンは何本あるか?」と尋ねる。

すると、目をつむっている人は「2本」と答える。

一体、これは、なぜか?

これについて、坂井建雄 先生(順天堂大学 保健医療学部 特任教授)が説明していました。

これは、「アリストテレスの錯覚」と呼ばれる現象。

実際には指を交差させているのに、脳が指の交差を認識しなくなるのが原因。

通常、隣り合う指の間にペンが触れた時、脳は1本のペンに触れていると認識する。

しかし、指を交差させる時に触れる場所は、指の外側。

通常、隣り合う指同士の外側は、離れている。

しかし、指を交差させると、離れていた場所が内側にくる。

この場所にペンが触れると、離れた場所にペンが当たったと脳が錯覚し、

2本のペンが触れていると感じる。