人体の不思議な現象がありました。
鉛筆を両手で、それぞれ1本ずつ持ち、鉛筆の先を親指で押さえるように握る。
両方の鉛筆のもう一方の先を思いっきり押し当てて、くっつける。
その状態で、鉛筆の先に集中しながら、15秒数える。
そして、腕と指の力をゆるめると、
しばらく、2本の鉛筆が、磁石のようにくっついて、離れなくなる。
一体、これは、なぜか?
これについて、坂井建雄 先生(順天堂大学 保健医療学部 特任教授)が説明していました。
鉛筆をグーッと押し続けていると、力が入りっぱなしになる。
そういう時に力を抜いても、筋肉は、すぐには緩まない。
まるで、くっついて離れないかのように、動かせなくなってしまう。
これは、時間が経てば、元に戻る。
ちなみに、鉛筆がない場合は、先が平らなペンなどがあればできる。