シーリングファンとスルメの話です。
依頼内容
1年前、当時彼女だった妻と私の実家に帰省した際、妻が天井についているシーリングファンを見て、「この回転でイカをスルメにできるのではないか」と言いだしました。
その時は聞き流しましたが、実家に帰るたび、「スルメができる!」と言い続けています。どうやら本気のようですが、イカに関しては素人で、どうすればよいのか分かりません。探偵さん、妻のささやかな夢をかなえてやってくれませんか。
調査開始
イカが好きだという依頼者。
イカがくるくる回るスルメ作りの動画を見て、シーリングファンでもできるのではないかと思い至ったという。
↓こちらのような回転。
実家の許可を得て、実際にやってみることに。
まずは、回すイカの準備。
胴体を開く。
甲を抜く。
目と口を取り処理完了。
これに竹串を通して、紐を付ける。
これをシーリングライトのファンにクリップで付ける。
これで、準備完了。
回すと、こんな感じ。
部屋中、イカの匂いが充満している。
もっと量を増やしたいという依頼者。
ファンを回転させて、本当にスルメはできるのか?
ここで、自作のイカ回装置でスルメを作ったことがあるYoutuberの「釣りよかでしょう。」さんたちが登場。
彼らによると、
「天日の状態で、すごい回転でしたら、1日でできるかなぐらい。室内だと1週間。
一夜干しまでにしかならない。
ちょっとやわらかいけど、味が濃くなるっていうのが一夜干しで、スルメはもうカッチカチ。」
とのこと。
(ということで、一夜干しを作ることに)
羽根と羽根をクリップでとめて、ロープを通して真ん中から出して、増やす。
イカ20杯設置完成。
横から扇風機ではなく、ブロワーで風当てる。
こちらが最大スピードで回した様子。
イカのスミは床に飛び散ったが、
干したイカを焼いていただくと、とても美味しかったという。