2024年のアメリカでセミが大量発生!:ニュースそうだったのか!【2024/08/17】

2024年6月、アメリカでは、セミが大量発生した。



車のフロントガラスにセミが激突するので、常に汚れてしまったり、

大量の抜け殻や死骸が5cm以上積もって、足の踏み場がなくなった、などの被害が報告された。

専門家によると、1兆匹が羽化したとのこと。

オスは大音量で鳴き、その音量は100dB(電車が通るガード下)にもなり、

セミの鳴き声対策として、耳栓の売上が上がったという。

なぜ、ここまで、アメリカでセミが大量発生したのか?

「素数ゼミ」と呼ばれるセミがポイント。

2024年は、13年周期と17年周期のセミが同時発生する、221年に一度の大量発生の年。

昔は、様々な周期のセミがいたが、

それが段々減っていき、今では13年と17年周期のセミだけが生き残っている。

そこには、大自然の不思議な現象がある。

セミは、他の周期のセミと交雑してしまうと、周期がズレてしまい、個体が減少する。

つまり、周期の違うセミと交雑すると、生まれる周期がバラバラになり、段々仲間が少なくなってしまう。

長い目で見れば、子孫を残すためには、他の周期のセミとの出会いが少ない方が良い。

その機会を計算してみると、

13年、17年周期のセミは、他の周期と出会うタイミングが非常に少ないので、生き残ってきた。

それが、2024年は久しぶりに出会うレアな年だった。