モンティ・ホール問題:3か月でマスターする数学【2024/09/04】

モンティ・ホール問題というものがある。

実際に、アメリカのテレビ番組で、

モンティ・ホールさんが司会者の番組で出てきた。

そのシチュエーションを切り取った確率の話題。

ゲームのルールがこちら。

スタジオに用意したのは、A・B・Cのドア。

この内の1つには、当たり商品の自動車が、

残りの2つには、外れ商品のヤギが隠れている。

司会者は、どのドアに当たりが隠れているか知っている。

仮に、まず解答者がBを選んだ場合、

すぐドアを開けるのではなく、

司会者は、外れのドアを1つ開ける。

結果、2択となる。

すると、解答者は、最初に選んだBから選択を変える?変えない?

という投げかけを受ける。

2択なので、BのままでもAに変えても、確率は2分の1で同じと思ってしまいそうだが、

実は、変えるか変えないかで当たる確率が変わる。

変える方が、当たる確率が上がる。

選択肢を変えた時を検証してみる。

まずは、最初にAを選んだ場合、

司会者は外れを1つ開ける。

解答者がBに変えると、外れ。

せっかく最初に選んだ車を取り逃した。

次に、最初にBを選んだ場合、

司会者は外れのCを開ける。

解答者がAに変えると、必ず当たる。

次に、最初にCを選んだ場合、

司会者は外れのBを開ける。

解答者がAに変えると、必ず当たる。

選択肢を変えないと、車が当たる確率は3分の1だが、

選択肢を必ず変える戦略は、当たる確率が3分の2に倍増。

その理由は、司会者が必ず外れの可能性を1つ潰しているから。