報道に出てくる雁首:リハック【2025/04/11】

TBSビジョン→テレビ朝日→NHKと渡り歩いてきた、

映像ディレクターの井上大輔さんが、

テレビ局のファクトチェックについて話していました。


やっぱり報道は、すごいですよね。

顔があるじゃないですか、アルバムの顔とか犯人とかの顔。

雁首(容疑者や被告の写真)を裏を取るってめちゃくちゃ大変で、

雁首は、ちゃんと3人に裏を取らなきゃいけない。

(「これが当時の〇〇くんですか?」ってことですか?)

そう言わないんですよ。「これ誰ですか?」そこまでやらなきゃいけない。

「誰々ですか?」と言って「そうそう」というのは裏にならない。

これは、テレビ朝日の裏どりだったんですけど、

「これ誰ですか?」と言って「〇〇くんです」

(「ヤマダタロウくんだよ」みたいな?)

「じゃあ、合っているね」これで、1個みたいな。

(卒業アルバムを入手して同級生を3人探さないといけない?)

同級生だけじゃなくてもいいけど、親族とかも含めて、3人探さなければいけない。

3人の確実な裏がちゃんと取れていないと、それが彼の雁首ですよと報道しちゃいけない。

(徹底してますよね)

そういう意味では、信頼足りうるものであるはず。

〜〜〜

【雁首の】間違えた過去があるから、「間違えてはいけない」と言って、

そういう裏の取り方をしてきた。

テレビ局も完璧ではないから、徐々に直していこうとはしているとは思う。

(そもそもですけど、雁首を報じる理由は何?
正直に言うと見たいですよ、被者の顔とかも
サイコパスなことを言えば気になると思います。
遺族が色々な意味で公表してほしいと言ったら別ですけど、なぜ報じる必要がある?)

僕が言っていた雁首の話は容疑者のことですけど、

被害者は、こんな悲しい事件を一度と生ませないために、

その子の生きた証を示すことで、よりセンセーショナルに映るのもある。

そういう理由で、出すか出さないかみたいな議論はありましたけど、

基本は被害者の顔を出す。