こちらに、模型がある。
真ん中にある小島に人が1人、取り残されている。
この人を助けるため、ここにある同じ長さの板2枚を使って、橋を架けたい。
試しに、1枚を溝に置こうとすると、
板は、溝の幅より少しだけ短いので、そのまま下に落ちた。
溝は、縦も横も同じ幅で、板1枚では橋を作ることはできない。
次に、板を真っ直ぐ2枚重ねてみると、橋は出来たが、
人形が渡ろうとして上に乗ると、橋は崩れた。
溝より少しだけ短い板2枚で、どうすれば、橋が架けられるか?
【さぁ、みんなで考えよう!】
まず、一枚を手前の土地の角に斜めに置き、
置いた板の真ん中から、離れ小島の端に向かって、もう一枚を置くと、橋が架かった。
この橋の上に、人形を置いても橋は崩れなかった。
角を上手に使うことがポイントだった。
ちなみに、どれくらいの長さの板があれば、この橋を作れるかは、
計算で求めることができる。
溝の幅を1とすると、正方形の対角線の長さはルート2になる。
板をT字に置いた時、黄色い三角形の部分は、直角二等辺三角形になっているため、
青色の部分は、同じ長さになる。
結果、板の長さは、ルート2の3分の2となる。
つまり、溝の幅の約95%以上の長さがあれば、この橋が作れる。