ある日、男は、
布団の上に、寝転がろうとした。
立った状態から、まず、お尻を床につけ、
次に、背中を床につけた時だった。
前を向きながら、後ろに倒れ込む一連の動作の中で、
足を浮かせた時に、右ヒザを曲げた時の勢いで、
かかとで自分の股間(袋)を蹴ってしまったのだ。
言うなれば、股間にかかと落とし。
よく、「自分のヒジはアゴにつけることができない」
などと言われるが、
自分のかかとは、股間に届くことがわかった。
その衝撃を味わった瞬間、男は背中を丸くして、
ヒザを抱えながら左右に転がり、
しばらくの間、悶え苦しんだ。
女性には理解できないかもしれないが、
男性は気をつけてください。






