育てたザリガニを食べたい小学生:探偵ナイトスクープ【2026/03/20】

ザリガニにまつわる話です。

依頼内容

私は小学校3年生です。
去年の6月にお友達とバーベキューに行きました。
その時、みんなで、ザリガニやお魚を釣りました。
帰る時に、みんながザリガニや小魚を全部私にくれました。
お家で、1つの水槽に入れていたら、次の日ビックリしました。
1匹のハサミが1つだけの大きいザリガニが、小魚も小さいザリガニも、全部食べてしまっていました。
私が自分で取ったザリガニも食べられていたので、正直、最初はちょっとムカつきました。
でも、もう小魚もザリガニ(小)も帰ってきません。
だから、このハサミが1つのザリガニの中に、小魚もザリガニ(小)も生きていると思うことにして、
この子(ザリガニ)を長生きさせてあげようと思いました。
ザリガニは半年間、元気に育っていましたが、2回目の脱皮の後、死んでしました。
お友達に「死んじゃった」って言わないといけないなと思っています。
それから、もう1つ考えました。このハサミが1つのザリガニを私が友達と一緒に食べたら、
私と友達の中に、このザリガニや食べられた小魚やザリガニ(小)も生きることになるのかなと思いました。
お母さんには「汚い」と言われましたが、ザリガニを冷凍庫に入れました。
探偵さん、そのザリガニをみんなで美味しく食べるお手伝いをしてください。

調査開始

依頼者は、小学3年生の女の子。

こちらは、生きていた時の水槽の中のザリガニ。

名前は「ザリちゃん」。

永見探偵「なぜ、死んだザリガニを食べたいと思ったのか?」

依頼者「お母さんとかにも、いつもご飯とかお肉とか残したちゃった時に、
『命大切にしなさい』って言われるから。
食べたら、自分の中で、ザリガニとか、みんな生きてくれるかな、みたいな。」

冷凍庫の中で、冷凍うどんに囲まれていたザリちゃん。

それを取り出して見て、「いつ見てもかわいい」という依頼者。


探偵「これを食べたいんやね?」
依頼者「食べたい、危険じゃなければ、食べたい」

食べてもいいものか、専門家に聞いてみる。

内野昌孝 先生(東京農業大学 分子微生物学科)によると、

内野先生「なくなった後に、どれぐらい時間が経ったかというのが、場合によっては、食中毒とか、そういう病気の方に繋がってしまうリスクがあるので、
魚でも肉でも、そのまま放っておくと、臭くなって食べれなくなるじゃないですか、
それと同じような方向になるイメージですね」

つまり、

死んでから冷凍するまでの時間が経っていると微生物が繁殖している可能性がある。
問題は、冷凍する前に腐っていたかどうか。

とのこと。

依頼者が、死んでいるザリガニを見つけて冷凍した日の前日は、まだ生きていたので、
死んでから発見するまでの時間は、半日から1日くらい。

腐っているかどうかは、ニオイで判断できるという。
解凍してアンモニア臭や納豆のようなニオイがするかで判断。

ザリガニを解凍して、


ニオイを嗅ぐ。

探偵「ザリガニのニオイ」。
依頼者「(ザリガニを釣った)川のニオイじゃんか」
依頼者の母「私はエビのニオイ・・・」

ニオイの専門家の、山本 芳邦さん(山本香料 社長)にも嗅いでもらう。

山本社長「腐敗臭はしない!意外と新鮮ですね」

これを受けて、内野先生によると、

内野先生「自己責任っていう前提にはなりますけど、大丈夫かと思いますけど、
肝の部分とか、エビ類って頭の部分って、すぐ悪くなっちゃうじゃないですか、
油で素揚げにするのが、中まで火がしっかり通ると思いますので・・・」

つまり、

腸管(背わた)と頭は食べないようにする。油で揚げて仲間で火を通す。
 
とのこと。

(せっかくなら美味しく食べたいので、お店で調理してもらう)

四川料理 芙蓉苑(大阪市中央区)。

このお店では、今では、ザリガニ料理を提供していないが、今回、特別に調理してもらう。

いろいろな調理法があり、料理を決めるため、別の食用ザリガニで作ってもらい味見することになった。

1品目は、香辣小龙虾(シャンラーシャオロンシャ)

ザリガニを揚げて、四川風の味付けにしている。

やはりザリガニの料理は、頭の部分は食べず、胴体の部分だけ食べるという。

依頼者の母「エビよりも身が固い、味も濃い」

2品目は、蒜蓉小龙虾(スワンロンシヤオロンシャ)

ザリガニを揚げて、にんにく風味の味付けにしている。

依頼者「死ぬほど、美味しい!」
探偵「どっちが食べたい?」
依頼者「にんにく!」
探偵「あっ、もう即答」

そして、依頼者の友達に集まってもらうことに。
この時点で、友達はザリガニが死んだことすら知らない。

探偵「伝えたいことがありまして・・・」
依頼者「みんなが獲ったザリガニが死んじゃって・・・」
友達たち「えっ(悲)」
依頼者「そのザリガニをみんなで食べようって 」
友達たち「えっ(驚)、そういうこと?食べる?」
依頼者「それを食べたら、みんなの中でザリガニも生きてくれるかなって思う」
友達たち「あぁー、そういうことか」
探偵「意外にも・・・、わかってくれた?」
友達たち「うん、うん」

探偵「衛生面的には、大丈夫ということにはなっております。
(食べるかどうか)親御さんとの話し合いの時間を・・・」

友達の男の子「俺、死んだダンゴムシ5個食べた(ことある)」
探偵「激しい話が聞こえてきたなー」

探偵「ザリガニを食べてもいいよという子は手をあげてください」
友達たちと、その家族「はい!」
探偵「全員!(依頼者に)よかったな!」

先ほど紹介された、四川料理 芙蓉苑で調理開始。

腸管を取り除く。

ザリガニを揚げる。


にんにくの味付けで、美味しそうな料理になった。

これをプロの技で7等分にしてもらう。(1つがとても小さい)

探偵「試食コーナーでも、もっとついたヤツが配られると思うんですけど」

依頼者「いただきます、あー、うまいね」
探偵「ザリちゃん感じる?」
依頼者「うん、感じる」

再びスタジオ

永見探偵「ザリガニ食べるってことより、ダンゴムを5個食べたっていうところが、
ちょっと受け入れられなかったっていう感じは・・・。あの子、ダンゴムシ5個と幼虫も食べてたみたいで。
まぁ、免疫力はあったので・・・」