テレビ番組の「1億人の大質問!笑ってこらえて!」で、フォーリーアーティストの特集をやっていました。
フォーリーアーティストって何?
映画やテレビで、映像に合わせて、後付けで効果音を付ける職業の人です。
カナダに住む日本人フォーリーアーティストの小山さんという方に話を聞いていました。
そして、色々効果音を付け方を再現していました。
積雪の上を歩く人の音
映画で積雪の上を人が歩くシーンがあり、そこに効果音をつけていました。
・積雪を踏む音 = 小麦粉を入れた袋をぐっと押し込んた音
・人が着ている服がこすれる音 = ウィンタージャケットをこする音
・木の枝に当たって折れる音 = 複数の木をこすり合わせる音
これらを合わせて、音を再現していました。
寄生獣の顔が割れる音を再現
映画の寄生獣で、寄生獣の顔が割れる音を再現していました。
・セロリをぎゅっとしぼった時の音
・キャベツの葉を剥いた時の音
・セーム皮(水をよく含むなめし革)をこする音
・最後に自分自身でうなり声を出す
これらを合わせた結果、顔が割れる音がリアルに生々しく聞こえました。
この他にも、
・吐血の音 = ヨーグルトを吐く音
・人を捕食する音 = グレープフルーツを食べる音
を作ったりしていました。
ハリウッド映画は、8割方が後付けで音を付けているということでした。
というのも、現場の効果音をそのまま使うと、英語の台詞などがそのまま入ってしまうので、
「外国語吹き替え版」を作るために、台詞だけがない状態を作るのだそうです。
映画は、映像半分、音半分と言っているのが印象的でした。
効果音って一見地味な作業に思えますが、あるのとないのとで、ここまで違うのだなと改めて思いました。
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