テレビで、「人はなぜ苦いものを食べるのか?」という特集を放送していました。
野生動物も苦いものを食べる
冬眠から覚めたクマが一番に食べるのが、ふきのとうである。
これが、冬の間に老廃物とか脂肪などため込んでいたものを流すための刺激となる。
苦味成分
苦味成分には以下の種類があります。
苦味成分(アルカノイド類) 例:ふきのとう
→新陳代謝を促進するデトックス作用
苦味成分(ポリフェノール類) 例:菜の花
→抗酸化・老化防止・血流を促進する作用
山菜と調理法
苦いといえば、今の時期のオススメは、山うど、わらびなどの苦味野菜の山菜。
苦味野菜の効果を高める調理法がある。
脂と一緒に摂取するのがとても効率がいい。
山菜の天ぷらなどがオススメ。
春の食材の苦味には健康促進効果がある。
なぜ人は苦味を感じるのか?
人の舌には、味を感じるセンサー(受容体)があり、
甘みを感じるのは、1種類で、苦味を感じるのは、25種類もある。
甘みよりも苦味の方が敏感である。
これは、危険であるという情報をいち早くキャッチできるようにするため。
この理由で、洗剤にはあえてこの苦味成分を入れているということ。
何歳から苦味を求めるのか?
コーヒーを例にして、アンケートによると、20歳前後から、おいしいと思う人が多いようです。
苦味は繰り返し摂取することで好みの味に感じ方が変わっていく特殊な味覚です。
ストレスをあたえた人にチョコレートを食べさせ、作業をしてもらうと、
作業前より作業後に食べた方がおいしいと感じる傾向にある。
苦味成分はストレスに有効なので、ストレスが溜まる大人は苦味を求めてしまうということです。
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