テレビで牛乳の値段の違いについて、放送されていました。
同じメーカーの牛乳なのに、値段の差があるのはなぜか。
乳脂肪分の量が違う
牛乳パックの側面には、入っている牛乳がどういうものなのかが書かれています。
乳脂肪分の割合もここに書かれています。
乳脂肪分とは?
生乳をしばらく置いておくと上の方に現れる色が濃くなっている部分のこと。
これがあるとないとでは値段が変わってくる。
成分無調整牛乳(乳脂肪分はそのまま)
(例)乳脂肪分 3.7%以上
成分調整牛乳(乳脂肪分を取り出す)
成分無調整牛乳よりも値段が安い
(例)乳脂肪分 1.6%
低脂肪牛乳(乳脂肪分を取り出す)
成分調整牛乳よりもさらに値段が安い
(例)乳脂肪分 1.5%以下
成分調整牛乳は、手間をかけて乳脂肪分を取り除いているのに、なぜ安いのか
取り除いた乳脂肪分で、バターや生クリームを作って販売して利益を得ているから。
味の差は?
成分無調整牛乳は、本来の牛乳の味で、コクと甘みがある。
しかし、調整牛乳との脂肪分の差が2%ということもあり、違いがわからないという人も多い。
これは成分調整牛乳が、おいしく飲めるギリギリの脂肪分を保っているからである。
殺菌の方法が違う
牛乳の殺菌方法には大きく分けて2種類ある。
高温殺菌牛乳
(例)130℃の温度で 2秒間 殺菌
賞味期限が約2週間と長期保存が可能となる。
低温殺菌牛乳
(例)66℃の温度で 30分間 殺菌
賞味期限は短い。
味の差は?
低温殺菌牛乳の方が、牛乳本来の味を損なわないようにしているのでおいしい。
牛乳は季節によって味に差が生まれる
牛乳が一番美味しい季節は冬です。
乳脂肪分変動グラフを見てみると、夏は下がって、冬は上がっている。
体温を蓄えるため乳脂肪分が多いのが冬なのです。
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