値段の「安い海苔」と「高い海苔」の差 : この差って何ですか?

テレビで「安い海苔」270円と「高い海苔」648円の差について、放送されていました。

どちらも海苔の栄養分は、ほぼ同じ

商品のパッケージに書かれている栄養表示を見ても

エネルギー、タンパク質、脂質、炭水化物、ナトリウム、食塩相当、食物繊維

の量は、安い海苔も高い海苔もほぼ同じ。

海苔の作り方は?

・水車のようなものに網を巻きつかせて、水車を回転させて、この網に下に溜めた海苔の胞子を付着させていく。
・網を24℃以下の海中に入れる。
・30日後には約15cmの海苔に成長する。
・成長した海苔を「潜り船」で摘み取る。 (網の下をくぐるように 船の前方に付いている刃で海苔を摘み取る。)

この値段の差は、海苔を摘み取る時期にあった

海苔の摘み取りは、11月から3月まで5ヵ月間に6回行いますが、
一番最初に摘み取った海苔が柔らかくて最も美味しい

7・8・9月と夏は雨が多いため、山で作られた栄養分が川を下って海に流れこみます。
なので10月頃の海は、栄養分が豊富になります。
そして、海にあるその栄養分を海苔が吸収します。
だから11月に摘み取る海苔はアミノ酸を多く含み一番美味しいということです。

見分ける方法は?

売られている海苔が、初摘かどうかを見分けるには、パッケージに、

・若摘み
・初摘み
・一番摘み

と書かれているので見分けが付きます。