19世紀末まで血液型の概念はなかった!
19世紀末まで血液型の概念はなかった!
1900年、オーストリア・ウィーン大学のラントシュタイナー博士が、
22人分の血液サンプルを混ぜ合わせ実験。
3種類の血液型を発見した。
赤血球に「A抗原」というタンパク質を持つ「A型」、
赤血球に「B抗原」というタンパク質を持つ「B型」、
そして、「A抗原」も「B抗原」も持たいないものを「C型」と名付けた。
2年後、「A抗原」も「B抗原」も持っている「AB型」が発見され、
血液型は「A型」「B型」「C型」「AB型」の4種類となった。
しかし、1928年、 国際連盟の衛生委員会は「ABO式血液型」と命名。
以来、世界共通となって、現在に至るのである。
なぜC型はO型に飛んじゃったんでしょうか?
抗原のない型を「ヌル(null)」とした。ヌルはドイツ語で「0(ゼロ)」という意味。
・ゼロ、オー説
英語圏では、「0(ゼロ)」と「O(オー)」と呼ぶ文化があり、それがオー型になった原因だという説がある。
・オーネ説
ドイツ語のOhne(オーネ)=「〜がない」のオーの部分を取ったという説もある。
結論
元々は「C型」だったが、
「A型」「B型」「C型」「AB型」の赤血球に含まれる
「抗原」というタンパク質が存在しないということで、
「O型」になった。Oの由来にはいくつか説があるが、根本は同じような意味なので我々は気にしない。