熊本地震が起きた際に、熊本県の「宇土市役所」は、奇妙な崩れ方をしました。
なぜか、「4階部分だけが不自然に崩れている」。
それに比べると、他の階はさほど崩れていません。
一部のフロアが抜け落ちパンケーキのように重なることを
「パンケーキクラッシュ」っと言います。
そのしくみは、
地面によって下からのエネルギーが、建物の天井まで上がって、はねかえって、また下に降りてきます。
そして、地面まで到達すると再び天井へエネルギーが上がる。
これを繰り返している間にも、ひっきりなしに下からエネルギーが来ます。
その上ではねかえったエネルギーが下からのエネルギーとぶつかると起きる現象です。
今回の宇土市役所の場合、そのぶつかるポイントが4階部分の高さだったので、
下の階よりも4階のダメージが大きかったということです。
常に下の階の方が、重さで崩れるというものでもないのですね。