オリーブオイルの値上がり必死!?世界2大産地のイタリア・スペインで大凶作:ビビット【2016/05/17】

料理する時によく使うオリーブオイル。
このオリーブオイルが値上がりしているという話です。

オリーブオイルの輸入国別シェア

日本では、オリーブオイルのほとんどが、スペインとイタリアから輸入しています。

オリーブオイル2大産地での不作

その、スペインとイタリアの2大産地では、近年オリーブオイルが不作だそうです。

スペインでは、異常気象による酷暑や干ばつで、2014年には、オリーブオイルが過去20年間で、最悪の収穫量となった。

イタリアでは、「オリーブオイルのエボラ」とも呼ばれる「ピアス病」が蔓延している。

「シャープシューター」という昆虫を媒介とする最近がオリーブの木を枯死させ、数百万本の被害が出ている。

樹齢500年くらいの木を仕方なく刈り取るしかなくなるということ。

このような理由で、オリーブオイルが値上がりしています。

「国際オリーブ協会」の発表によると、
2015年、オリーブオイルの世界全体の生産量が約1/3激減した。
価格は20%増の急上昇するのではないかと見られている。

イタリアで偽装オリーブオイル事件

イタリアではオリーブオイルの偽装をしたグループが逮捕された事件が起きました。

・有毒な「硫酸銅」を塗ったオリーブ8万5000トン
・「イタリア製」と偽装表示したオリーブオイル7000トン

これらが警察に押収されました。

硫酸銅とは?
殺虫剤などに使用され、過剰摂取すると吐き気や死に至る場合もある。

警察によると、「偽装オリーブオイル」は日本やアメリカなどにすでに輸出されているということ。
合わせて数千トンが流通しているそうです。

本物と偽物の見分け方

「DOP」と呼ばれるヨーロッパにあるマーク。

これは、地域で作り方を守っているものにつけられるマーク。ヨーロッパ産のオリーブオイルオイルの品質を保障するマークです。
ヨーロッパの中でもごく一部しか持てないマーク。
こういうものを参考にするとよいそうです。

買い置きについて

値上がりしてくると、買い置きをしたいなと思われがちですが、オリーブオイルはワインと違って5年、10年も持たないので、1年以内に使い切れる物を買うのが正しいです。

日本産のオリーブオイル

日本では、小豆島産のオリーブオイルがありますが、

九州でも作られています。

ですが、ヨーロッパ産に比べると、値段がとても高いです。