スイカとメロンは2つとも同じウリ科の植物ですが、
メロンで食べているおいしい部分は、スイカのおいしくない白い部分だという話です。
この違いには、スイカが絶滅しないための秘密が隠されているといわれている。
林先生の説明
メロンとスイカ、食べる時に決定的に違う事があります。
メロンて種をいちいち「ペッペ」とやんないじゃないですか、スイカは種なしスイカというのもありますけど、普通は種を「ぺっぺ」っとしながら食べますよね。
図に描きます。(※下の写真を参考のこと)
メロンは真ん中の所に種が入っている、スイカは周りがちょっと白くて、
植物学で言うと種がある部分の事を「内果皮」、中間部分のことを「中果皮」、外側が「外果皮」と分かれている。
メロンの場合は、内果皮の部分を捨てて、「中果皮」の部分を食べています。
それに対して、スイカの場合は、種のいっぱいある部分の「内果皮」を食べています。
これには理由がありまして、どういう所でスイカを栽培するかというと、砂漠のような非常に水の乏しいところ、
実を鳥に食べてもらって、種をばら撒いて欲しい。
赤く甘い部分に種を分散し、鳥が食べそれをまいて種を保存できる。
過酷な環境の中で生き抜くための進化だと言われている。
スイカの内果皮の食べ方
スイカの内果皮を美味しく食べる裏ワザ
内果皮は中心部分が最も甘いため
4分の1に切った後、中心の頂点部分から包丁を入れます。
すると、どのカットにも甘い部分がいきわたります。