より確実な天気予報を知りたければ、1400万人いるウェザーニュース社のサポーターになって天気のリポートを送れ!:雨上がりの「Aさんの話」【2016/06/21】

今回のテーマは「天気予報」。

より確実に当たる天気予報を知りたければ、1400万人いるサポーターの一員になれ!

いったいどういうことなのか?

気象予報士になるのは難しい

気象予報士の合格率は約4%
合格者累計は、約1万人

ちなみに・・・
・2015年の司法試験の合格率は23.1%
・2007年 芸人のカラテカ 矢部 が気象予報士の資格を取得

天気予報はどこで知る?

・テレビのdボタン
・スマホのアプリ
など

それぞれ違う気象予報士が予報を出しています。
気象庁発表のものではない。

気象予報士が見るデータはほぼ同じ

ほとんどの気象予報士は、気象庁が発表するデータを分析しているので、持っている情報は同じ。

気象庁が出しているスーパーコンピュータ算出データ

・雲の量
・降水量
・風向き
・衛星画像
・気温
・湿度
など

予報は変わる

気象会社・気象予報士が「どのデータ」を使い、「どう読み解くか」で予報は変わる。

例えばこちら、テレビのdボタンで出した各チャンネルの5月25日の天気予報です。

傘マークがあったりなかったり、降水確率が30%と60%だったりと、各局で全然違います。

絶対に当たる予報士は誰なのか?

気象関係の仕事に就ける人は少ない

新人の気象予報士がお天気キャスターをすることも多く、
気象予報士のゴールは決して、テレビのお天気キャスターではない。

およそ1万人いる気象予報士ですが、気象関係の仕事に就ける人は、そのうちのわずか10%だという。

気象予報士の収入はいくら?

普通の会社員と同じで、新卒でで入ってきた人が年収400万円前後くらいから始まって、
係長、課長、部長になっていくという感じ。

参考給料 40代 = 年収約600万円

若手キャスターだと、1本の放送 = [相場]1万円〜 で、
人気キャスターだと、億を超える人もいるのだとか。

迷う天気予報の時もある

新人のお天気キャスターを見ると、演者さんとのやりとりで、気象的なことをごまかしていると思われることがちらほらあるという。

定番の迷った時のかわし方
・晴れかな?とどうしようと思うこともあって、その時は「マークにはありませんが、ところによって雨が降る恐れがあるでしょう」と言って、雨が降るところもあれば降らないところもある、誰が見ても間違いではないっていう所に正解を持っていく。  
・晴れ時々、曇だけど、にわか雨。

天気予報は100%じゃない

天気予報の限界というものがある。

「メディアで放送されてる天気予報って、大阪府、兵庫県北部、南部って、どんだけ北部が大きの!?みたいな。自分の所に降れば雨なんですけど、大阪全体で見たら10km範囲内ぐらいでしか降ってない時もある。本当にちゃんと精査した上で『外れた』と言っているのかどうか」

一番難しい予報

梅雨の時期が一番むずかしい。

前線の位置がちょっとズレるだけで、雨の予報で晴れてしまうなんてこともある。
会社的にも「降水確率40%」とか言っていうのは、「これ正直わかりません」という答え。

正確な天気予報を知る方法は?

正確な天気予報を知る鍵は、ラグビー日本代表がにぎっているという。

天気予報とラグビー日本代表に一体どんな関係があるのか?

この日本代表に情報を提供していたのが、世界最大の気象会社「ウェザーニュース」。

・ラグビーには基本的に中止がない。例えば天気予報で雨と予報が出ている場合、雨の日はボールが滑りやすくなるので、ボールに石けん水をつけて滑りやすい状況で練習をすることもある。
試合数日前から低気圧の影響で荒れ模様であっても、ウェザーニュースが試合当日は雨の確率は低いと予報すると、それを受けて日本代表は雨用の練習はしなかったという。
 
・試合中の「太陽の向き」や、キックの時の「風向き」なども提供している。

このラグビー日本代表を支えた実績が評価され、別の競技でも日本代表14チームからも支援を依頼されたそうです。

ウェザーニュース

ウェザーニュースのサービス展開国は、50カ国・地域に及ぶ、様々な企業にも情報を提供しており、その数2500社。年商は140億円。

・飛行機・船・鉄道など、交通機関への安全運行も支援
・建設会社への工事現場の長期的予報
・コンビニの日々の仕入れにも提供
→例えば、ビールの場合、夏場に1度気温が上がると900〜1000本消費量が増えるといわれている。
さらにざる蕎麦は25度以上、スイカは27度以上で売上が上がる、30度を超えるとアイスクリームよりもかき氷の方が売れるとか。

全国の97%のコンビニがウェザーニュースの情報を利用しているのだそう。

ウェザーニュースの正確な予報

2013年1月14日、東京都内に大雪が降った日、
気象庁は、当日まで「積雪の恐れは小さい」と予報し、ウェザーニュースは、前日に「積雪する」と予報し、見事に的中させました。

気象庁が外したものを、一体なぜウェザーニュースは当てることができたのか?

全国のサポーター

ウェザーニュースでは、全国のサポーターから、1日約3万通のリポートが届く。
このリポートを元に正しく解析して、予測していくことが秘訣だという。

正確な天気予報の裏には、スマートフォンの無料アプリを介した、全国1400万人のサポーターの力があるという。

サポーターはリアルタイムに、空の写真・雲行き・気温の体感などをリポート。

全国に300ヵ所あるアメダスの観測所と比較しても、そのリポートの数は圧倒的。

これが、ウェザーニュースの正確な予報を可能にしている。

サポーターになって、「今いる場所」と「今の体感」をリポートするだけで、現在地の10分後の天気予報が無料でわかる仕組みになっている。

結論

より確実な天気予報を知りたければ、1400万人いるウェザーニュース社のサポーターになって天気のリポートを送れ!