茨城県鉾田市にある、メロン農家の「深作農園」では、メロンを使ったバウムクーヘンを作っているそうです。
なぜメロンでバウムクーヘンを作ったのか?
メロンの旬な時期が5月〜7月に限られている。
なので、1年中メロンを味わえるように、加工品を作ることになったという。
「メロンケーキ」や「メロンアイスクリーム」などがあり、中でもイチオシなのが、「メロンバウムクーヘン」。
深作農園のメロン
深作農園では、メロンを1000個収穫できるビニールハウスを200ヵ所管理している。
鉾田市は、寒暖差のある気候と、水はけのよい土壌で、メロン作りには最適な場所。
そこで作られたメロンの糖度を計ると、糖度計の数値は「17度」。
一般的なメロンは14度前後なので、かなり甘い。
メロンの価格は、5個で4800円。
メロンバウムプレミアムができるまで
一つのバウムクーヘンに使う「メロンのピューレ」の量はメロン一個分(約1kg)。
農家直営だからできる贅沢な使い方。
1回の焼き上げ(12個分)で、「鶏卵」を200個使用します。
先ほどの「ピューレ」と「卵」に、最高級の小麦粉「特等粉」を混ぜて、ほんのり緑がかった生地の完成。
この生地を330度のオーブンで、一層一層重ねて焼いていきます。
通常のバウムクーヘンと違って、特殊な鉄の型板で、バウムの一部を削り取りながら作ります。
すると、厚みが増してきて、メロンの形になっていきます。
そして、メロンのバウムクーヘンのできあがり。
しかし、これで完成ではなく、さらに、メロン入りクッキーの生地を作って、
メロンのバウムの外側に巻いて、
オーブンで40分加熱します。
さらに、メロン入りのチョコレートで、網目模様にデコレーションします。
さらに、メロン入りの羊羹を
バウムクーヘンの真ん中の空洞に入れていきます。
最後に、メロンのクッキーでできた「ツル」をてっぺんにつけて、
「メロンバウムプレミアム」の完成です。
包丁で切ってみると、何層にも重なったバウムクーヘンの上に、メロン入りの羊羹がのった状態になっていて、とてもおいしそうです。