すべり台の話です。
依頼内容
9歳の小学校4年生の方からのご依頼です。
私はこの前、滋賀県にある「びわ湖こどもの国」に行きました。
そこにあるすべり台がどうしてもすべることができません。
手を放せばいいだけなのに、怖くてできません。
最大傾斜80度の、それはそれは恐怖のすべり台でした。
公園でパパとママと妹に応援されながら何度も挑戦しましたが、結局朝からできないまま夕方閉園してしまいました。
悔しいです。
そこで探偵さん、どうか私は成功した姿を妹に見せたいです。
力を貸してください、お願いします。
びわ湖こどもの国へ
これが傾斜80度のフリーフォール型のすべり台。
↓横から見るとこんな感じ
↓上から見るとこんな感じ
このすべり台の横には、注意書きがたくさんありました。
・こわいと思ったらすべらない。
・半そで、半ズボン、スカートですべらない。
・すべる前には前方にだれもいないことを確認してからすべること。
・くつをはいたまますべるとキケンです。
・ケガは自分の責任です。
・すべり台がぬれているときはすべらない。
つまり、
「天気のいい日に、このすべり台をこわいと思ってない人が、くつを脱ぎ、長ズボンで、前に誰もいないのを確認してから、自己責任ですべる」
ということですね。
傾斜があまりにも急なので、すべり台の上にバーがあり、そのバーから手を放してすべるタイプのようです。
依頼者の女の子が、バーをつかみますが、怖くて、なかなか手を放せません。
そんな時、年下のハーフっぽい男の子が登場。
なんの躊躇もなく、バーもつかむことなく、簡単にすべって行ってしまいました。神童あらわる!
それでも長時間、女の子はすべることができず、辺りが暗くなってきたので、とうとう番組ディレクターとハライチの澤部に手をつかまれ、無理やり放して落とすことに。
すべり終わった後も、ずっと、女の子は「こわいー」っと泣いていました。