お店側は断れる?
コンビニで300円の商品を買うのに、10円玉30枚で支払おうとしたら、店員に断られました。
店側は10円玉30枚での支払いを断ることができるのか?
答えは、「断ることができる」。
法律によると
通過の単位及び貨幣の発行等に関する法律(第7条)
貨幣は、額面価格の20倍までを限り、法貨として通用する。
つまり
同じ貨幣(硬貨)での支払いは、「20枚まで可能」。
となっている。
単一の貨幣で20枚まで!
例えば、
6480円を支払わないといけない時、500円玉を12枚、100円玉を4枚、10円玉8枚で、合わせて24枚で支払う。
これは断わることができるのか?
答えは、「断ることはできない」。
全部で硬貨が24枚なので20枚を超えているが、各単位が20枚超えていないので、支払いはできる。
もちろん、受け取るお店側が何枚でも大丈夫ということであれば、それはそれでOKです。
硬貨全部を使った限度額っていくらだろう?
6種類の硬貨を20枚使ったと考えてみると、
1円(20枚) → 20円
5円(20枚) → 100円
10円(20枚) → 200円
50円(20枚) → 1000円
100円(20枚) → 2000円
500円(20枚) → 10000円
合計「13320円」 までは、硬貨だけで、確実に支払うことができそう。
財務省によると
貨幣は少額な取引に適しているものの、あまりに多くの数が使用された場合、保管や計算などに手間を要し、社会通念上、不便になることから上限を設けている。
余談
・JRで切符を買う時、券売機に10円玉を21枚以上入れようとすると、全部返ってくるらしい。
・大量の1円玉で支払いをしてきた場合、1円玉が1グラムなので、お店側は重さを計ればいいらしい。