マクドナルドのマックフライポテトの製造工程を紹介していました。
マックフライポテトの製造工程
アメリカにあるポテト工場。
ここでは、世界各国で販売されるポテトを製造している。
まずは、農場で収穫されたじゃがいもを水洗いし泥を落とします。
洗い終わったら、皮を剥いて、変色した部分などを手作業でカットしていく。
次に、↓こちらのパイプを通るのですが、水圧により中の網目状のカッターを通過すると、
細長いポテトの形にカットされる仕組みになっている。
そして、色を判別するセンサーに、ポテトを一本一本通し、変色した箇所がないか機械で細かくチェックする。
さらに、穴の空いたフルイのような装置にかけられ、基準に満たない小さいサイズのポテトを取り除いていく。
続いてポテトは「湯通し」される。これが「ポテトの色を均一にする」ためのポイント!
じゃがいもの中で糖分が多いところと、少ないところがある。
糖分が多いところは揚げた時に茶色になりやすくなる。
なので、湯通しをしてお芋の中の余分な糖分を抜き均一にして、揚げた時の色ムラを防いでいる。
そして、実は工場の段階で、「ポテトを素揚げ」しているという。
工場とお店で二回揚げると外はカリっと中はホクホクになる。
お店で揚げる時間も短縮できるので、一石二鳥なのだそう。
素揚げしたポテトはそのまま急速冷凍され、
袋詰めし、世界中の店舗に出荷される。
お店に届いたポテトは、ポテト専用のフリーザーで保管される。
ちなみに、↓こちらの黒いボタンをフライ用のバスケットで押すと、
揚げる分だけのポテトが上から自動的に降って出てくる。
この時、168度の油で揚げていくのだが、途中ポテト同士がくっつかないように1度引き上げてかき回す。
そして、おなじみのメロディ(♪ティロリ、ティロリ、ティロリ)が鳴る。
ポテトができあがると、↓こちらのタイマーをセットし、7分以上経過したポテトは廃棄処分になる。
次に、塩をふって味付けをするために、「ソルトディスペンサー」を使用する。
これは、一回ひっくり返すと塩が一定量出てくるという機械。
日本のマクドナルドでは、使用する塩も、瀬戸内海産の粒が大きめのものを使用している。
粒が大きいと口の中でゆっくり溶けるので、まろやかに感じられ、ポテトの味がより引き立つ。
そして、ポテトを箱の中に入れれば「マックフライポテト」の完成!
塩の加減の話
マックフライポテトの塩の量は全店で統一されている。しかし、それでも塩の加減に違いがある気がするのは、かき混ぜ方に個人差があるからではないかということでした。
「もっと塩が欲しい」という時は、「塩多め」も対応しているのだそうです。
小さい別の袋に塩を入れて渡すので、お客さん自身が調節できる。
「塩なし」も対応しているということ。
(余談ですが、ポテトができあがった時のメロディの作曲家は、マクドナルドの方でもわからないそうです。)