昔話の「三匹のこぶた」。
みなさんもご存知の通り、3匹の子ぶたがいて、「ワラ」で家を作る長男、「木」で家を作る次男、「レンガ」で家を作る三男のお話です。

- 作者: ジョセフ・ジェイコブス,福島宏之,Joseph Jacobs,照沼まりえ,大坂竹志
- 出版社/メーカー: 永岡書店
- 発売日: 2002/01/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
「ワラ」と「木」で作ったお兄さん豚たちは早めに家ができあがったけどオオカミに息で吹き飛ばされ壊されて、レンガで作った末っ子の三男豚の家は作るのに時間がかかったけどオオカミが簡単には家に入ってこれませんでした。
しかし、よくよく考えてみると、家を作る時間がかかればかかるほど、その間はいったいどこで寝泊まりしているんだ?という話ですし、もし野宿だとすると家どころの話ではありません。オオカミに襲われるリスクがとても高くなります。
まぁー、今回自分が言いたかったのはそういう話ではないんです。
自分の経験からして、プログラマーという職業では、この末っ子豚のように、一つの仕事に時間をかけることがほとんどできません。
大抵、時間に追われて急ぎでシステムを作ってくれと、上司から命令されることが多いと思います。
3匹の子ぶたでいうところのまずは「ワラ」でモックアップを作り、「木」でベースを作って形になればリリース、その後、メンテナンスやアップデートの時間が取れてやっと、「レンガ」で作るれるというような流れになると思います。
これを仮に、オオカミの吐き出す息を「ユーザーの声」と考えると、むしろオオカミはいいやつです。
そんなオオカミのひと吹きで飛ばされて壊れるような、サービスなら作ってもしょうがないというくらいですね。
そのユーザーの声を糧にして、サービスの向上を図るというところが「レンガ作り」に当てはまるのではないでしょうか。
お客様(オオカミ)は、神様(大神)です!
関連記事
https://www.nanigoto.net/entry/2015/08/10/120500www.nanigoto.net