無料で配布されたJR西日本のICカードICOCA(イコカ)が、ネットオークションでなんと6万円で落札されているという話です。
これは、滋賀県甲賀市が配布したもので、甲賀市が忍者の里ということで、このように忍者の絵が描かれているオリジナルデザインとなっています。
子育て世帯や生活困窮世帯を対象に、市内の鉄道を利用してもらおうと1500円分チャージされたものが配布されました。
ただ希少価値が高いということで、6万円でネットオークションで落札されたということです。
その他に、少なくとも、ヤフオクで15枚は出品されていたことが確認されました。
弁護士によると、自治体の趣旨には沿っていないが、転売に違法性はないということです。
甲賀市役所は、転売禁止と書くと、余計にやる人が増えると思ってあえて書かなかったということです。
生活支援という意味では、「タダでもらったICカードが高値で売れたからいいんじゃないか?」という声もありますが、甲賀市内で利用してもらって初めて無料配布した意味をなすものなので、落札された方には保存用でとっておくのではなくて、甲賀市に来て使用してもらいたいという話もありました。