大手脱毛エステサロン「エタラビ」が破産で会員から悲鳴:ビビット【2017/04/14】

大手脱毛エステサロンが、破産手続きを開始したことが話題です。


全国64店舗を展開し、全店舗が駅から5以内の駅チカをうたい、会員数9万人以上を誇る大手脱毛エステサロン「エターナル・ラビリンス」。

今月(2017年4月)5日、エターナル・ラビリンスを運営する「グロワール・ブリエ東京」が経営悪化により破産手続きを開始したことを発表。

グロワール・ブリエ東京は、月額制をうたうも長期一括契約を勧誘したとして、去年(2016年)8月、9か月間の業務停止命令を受けていました。

この影響で、解約が急増、経営の悪化に繋がったといいます。

会員のAさん

2年前に14回コースを契約したという女性「Aさん」は、契約料の38万9600円を一括で支払った。

Aさん「『金額が大きいので、今契約してくれれば10年保障を付けます』と言われた」

契約したところ、その後「現金で1週間以内にもってきてください」と言われ支払ったという。

Aさん「14回の契約のうちの8回目が始まったばかりで施術中で、16万円分ほど残っていた」

継続するにはどうしたらいいか、彼女が提案を受けたのは「他のサロンでの継続施術」でした。

Aさん「『一括で払った人は救済措置として、本来なら1回全身1万円くらいのものを35%の値段の追加料金でできる』と言われて」。

彼女のように、一括支払いをしていた人に「追加料金を支払えば業務を引き継いだ別の大手サロンでこれまでと変わらない施術を受けることが可能だ」といいます。

Aさん「割引料金でって、お金払っているのに、割引料金もクソもないですけど』

会員のBさん

20回コースで60万5340円完済している女性「Bさん」。

Bさん「あと15回分くらい残っています、残り45万円分くらい、本当に今まで頑張って、きれいになるために、お金を貯めてきたのに、なんでお金を取られなきゃいけないのっていう・・・」

グロワール・ブリエ東京の経歴

2002年11月 株式会社グロワール・ブリエ東京 創業
2003年12月 設立 資本金1000万円
2014年 店舗数増。9月期決算 年収入高 約27億円を計上
2016年 消費者庁から「虚偽誇大広告」「中途解約者への返金拒否」などに対して、一部業務停止命令、新規顧客の勧誘などができない(〜2017年5月まで)
2017年3月28日 東京地裁へ自己破産申請
2017年4月5日 破産手続き開始決定 負債総額 約49億6400万円

グロワール・ブリエ東京のコメント

皆さまには多大なるご迷惑をおかけする事態になりましたことを誠に申し訳なく心よりお詫び申し上げます。

このように謝罪しているが、前払い金の返金や解約金の返還は、現時点では極めて厳しい状態だとしています。