古文書や木簡などの「くずし字」を解読してくれる検索システム「MOJIZO」:ちちんぷいぷい【2017/04/24】

奈良文化財研究所の方たちが、「誰もよめなかった昔の字がだれでも検索できるようになるシステム」を開発したそうです。

読めない文字を膨大なデータベースの中から手軽に検索できるようにするインターネットサイト「MOJIZO」。

解析:木簡・くずし字解読システム

使い方は簡単、読めない文字をスマホで撮影し、解析ボタンを押すと、

似たような文字の候補を表示してくれます。

検索の元になるデータは木簡を研究する「奈良文化財研究所」と、鎌倉〜江戸時代まで使われた「くずし字」のデータベースを持つ「東京大学史料編纂所」のもので、約1000年間で使われた3万字のデータから探しだしてくれます。

通常、文字を調査するのに、一点一点全部ノートをとっていて、どういう文字が書かれているか、筆順を考えながら書いていく。そうすると、それが何という文字なのかがだいたい読めてくる。(気が遠くなる作業だ・・・)

それでも、読めない時は、記憶に頼って「どこかで見たことがあるな」とノートをめくって探したり、木簡の写真を探したりしていたが、それがアプリで簡単に検索できるようになった。

ということです。

↓背景に木目の筋などがあった場合、それをキレイにするようなアプリもあります。

MOJIZOkin

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