最近増え続けているメルカリの違反出品の問題。
次から次へ違反出品の対象となる品物も増えてきています。
それらは、いったいどのようにして、チェックしているのでしょうか?
違反出品チェック体制
↓こちらは、宮城県仙台市にあるメルカリの東北オフィスにあるカスタマーサポート専用のオフィス。
ここでは、200人のスタッフが3交代制で、24時間違反出品をチェックしています。
チェックする担当分野を決めて、全て目視による作業です。
例:チケット監視は◯◯さん、ブランド監視は□□さんお願いします。
大きく分けて、チェックの方法は2つあります。
通報によるチェック
1つは「通報」を受けたもののチェックです。
メルカリでは、利用者がアプリ内から違反出品を見つけると、アプリ内から運営サイトに通報する仕組みがあります。
通報内容は、アダルト関連 商品、医薬品など7項目。
通報された内容は、運営サイトで、↓このように一覧で見ることができます。
通報された時間を見るとひっきりなしに送られてきていることがわかります。
次に通報された内容が本当に削除対象になるかをチェックしていきます。
商品の説明などから、出品者の手もとにないと判断された商品は削除されます。
その後、出品者にメッセージを送り、削除した旨を知らせます。
次は、新幹線の回数券が出品されているとの通報。
換金される可能性の高いものは削除対象となります。
新幹線の回数券自体はNGではないですが、出品の価格、出し方を総合的に判断して削除されることもあります。
次に、お札の出品の通報を受けましたが、それがレプリカの場合もありました。
この場合、削除対象ではありません。
巡回によるチェック
もう一つのチェック方法として、「巡回」と呼ばれるものがあります。
禁止になる商品のキーワードを入れて検索していきます。
例えば、注意が必要なのが、アースレッドなどの「防虫剤」。
これは、薬機法で禁止されているので禁止出品物に該当します。
この他にも「商品券」や「開封済みの食品」なども禁止です。
さらに、ユーザーが見たときに不快にさせるようなものや、トラブルにつながるような出品があれば削除対象となるそうです。