ゴルフ練習場で打った球が他人に当たって裁判になったという話です。
事故があったのは兵庫県尼崎市にあるゴルフ練習場で、6年前(2011年)の出来事でした。
レッスンプロのプロゴルファーが受講生に指導していた際、隣で練習していたゴルフ歴1年の男性の打った球が天井で跳ね返りゴルファーの頭に直撃したのです。
ゴルファーは首に約2年間の通院を要するケガをしました。
このプロゴルファーは、球を打った男性を相手に3年前(2014年)に提訴。
訴えられた男性側が、「事故は練習場の設計に問題がある」と主張し、ゴルフ練習場の運営会社も訴訟に加わることになりました。
そして、大阪地裁は、責任の割合を2:8とする和解案を示し、球を打った男性が80万円、ゴルフ練習場運営会社が320万円を支払うことで和解しました。
では、そもそも隣の打球が当たるものなのでしょうか?
練習場では大抵、低反発のボールを使用したり、天井には網を張るなどして跳ね返りを少なくするようにしていて、今回のようなケースは珍しいといいます。
関西ゴルフ練習場連盟の理事の話によると、
ゴルフボールをセットした時、下にあるティーを叩くとクラブの上角の部分にボールが当たり真上へ上がる。
「初心者は極端にティーを上げてしまうことがあり、非常に危険性が高いので気をつけてもらいたい。」
ということです。