学生の頃見ていた1997年に放送していたドラマ「僕らの勇気 未満都市」を、20年ぶりに復活して放送していました。
タケル役の堂本剛を見ていると、こんなにお笑いキャラだったかと思いました。
今回は、弁護士役で登場していましたが、そのちょっと変わった言動がおもしろかったです。
浮気現場の弁護
ある夫婦の旦那が浮気をして抱き合っていたのを弁護するシーン。
タケル「えぇ、抱き合っていましたとも、芸術のためにね。【前衛舞踏】ですよ。ご存知ないですか?国内のみならず欧州のカンパニーでも盛んなれっきとした前衛芸術です。そうですよね?ご主人。その崇高な表現行為を浮気だなんて言いがかりも甚だしい。あなた(妻)は日本の最高法規である憲法で保障された【表現の自由】を侵害するおつもりですか?」
不法侵入
タケルがヤマトと一緒に図書館建設予定地へ忍び込むシーン。
ヤマト「これ、不法侵入だよな?」
タケル「正確には【建造物侵入罪】3年以下の懲役、または10万円以下の罰金やな、まぁ心配すんな捕まっても俺が弁護したるから、ええかこういうのは絶対認めたらあかんで。もし万が一見つかったら胸を張ってこう言え。
『ボールが飛び込んだんで取りに入っただけです』って」
器物損壊
図書館建設予定地の地下で気になる袋の中を確認する時のシーン。
ヤマト「もしあれを開けたらどうなる?」
タケル「【器物損壊罪】やな、見つかったら胸張ってこう言え、『中から【助けてくれ】って声が聞こえました』って言えばいい」
バスジャック
仲間のキイチが運転するバスを使って図書館建設予定地へ向かうシーン。
タケル「とりあえずお前(キイチ)は被害者な、そやから聞かれてもこう言えばええねん『バスジャック犯に脅されて仕方なくやりました』って」
ヤマトに対して言った言葉。
タケル「バスジャックを疑われたら胸張ってこう言え、『タクシーやと思って捕まえたらバスでした』って」
浮気現場の弁護の続き
検察官「被告(夫)は浮気の常習犯です。これが不貞行為の確たる証拠なのです。」
タケル「謎は全て解けた!これは浮気ではありません!ご主人はその若くて美しい女性と奥さまを見間違えただけなんです。ご主人は奥さまを愛しておられます。そして奥さまもまたご主人を愛されていますよね。牧師である私の祖父も申しておりました。嫉妬こそ愛している証拠
だと。お二人は愛し合っています。ここにお二人の関係修復を提案いたします。お二人の幸せはこの私が保障いたします。『じっちゃんの名にかけて!』」
最後には、「金田一少年の事件簿」という別のドラマになっていました。
最終的に、ヤマトとタケルの2人には【建造物侵入罪、器物損壊罪、威力業務妨害、道路交通法違反、公務執行妨害
】の嫌疑がかかりましたが、裏取引でなかったことになりました。
タケル「根本的な疑問なんですけど、これがあの時言うてた『あいつらみたいな大人にならへんちゅうことであってるんですかね?』」