男の子の育て方の本を数々出版している小崎さんが、悩めるお母さんたちにアドバイスをしていました。
- 作者: 小崎恭弘
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/06/26
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
その極意は「男の子は別の生き物だと思って接して!」ということ。
ときに、奇想天外な発言をする我が息子。
ときに、理解不能な行動をする我が息子。
母にとって息子というのは、男女が違う、大人と子供で違う、親と子供で違うという、対象的で一番わかりにくい存在。
幼少期
・「ちんちん・うんち」が大好き
息子:「うんちー!」
母:「そんなこと言わないの!」
息子の心理:「(この言葉には特別なパワーがある)」
周りの反応があると思って余計に言ってしまう。
対処法:すべて無視する
・いつもみえない敵と戦っている
男の子は「ドリーマー」です。
息子:「◯◯をやっつけてやる!」
母:「いつまでやってるの!」
対処法:違う世界に住んでいると思うこと。
・この時期の男の子は、お母さんの愛をひとり占めにしたい。
しかし、家事や仕事などで忙しい母親はなかなか相手をしてあげられない。
大好きな母親に振り向いてもらえないと、息子のその感情は怒りに変わってしまう。
息子がこんなに愛してくれるのは、この時期だけなので大事にした方がよい。
小学生
母:「今月のお便りは? 」
息子:「知らない、わからない」
母:強制捜査 → ランドセルを見る → 蛇腹のプリント発見 → 息子:自覚なし → 母:別のことでまた強制操作
これの繰り返し、それは子どもが興味が「ある」か「ない」かの二択だから。
対処法は、習慣づける。自分の得意なことに置き換えてあげる。
好きなシールを貼ってあげたり、ポイントを付けてあげたり。
・どんなことでも競争する。
オシッコの飛ばし合い、牛乳の早飲み など、どんなに意味のないことでも男の子は競争してしまう。
子供が大切なものとして、女の子は共感、男の子は序列というのがある。あいつよりも上か下か など。
・高いところは必ず上り、道は真っ直ぐ歩かない。
これは「冒険者の宿命」です。常にリアルロールプレイングゲームをしている。
この時期の男の子は、人生の中で最もアホ。
大切なことは、息子のこと何でも全部わかりたいと思う母親が、「理解できなくて当然」と思うこと。
思春期
何を聞いても「別に」「普通」「だりぃ」「疲れた」「うざい」という。
子供から大人になっていく過程で、家族中心だった生活が、個人中心になってくる。
母親が息子の部屋に勝手に入っただけで激怒するので、片付ける時は前もって宣言をしておき、秘密を隠す時間を設けてあげてプライバシーを守ってあげる。
思春期の男の子は、心も体も不安定、自分でもコントロールできない。
息子にある葛藤は、「甘えたい」「自立したい」
母にある葛藤は、「甘えさせたい」「自立させたい」
この時期の男の子は、「嵐の夜中に浮かぶ舵の壊れた小舟」。
親は、「灯台になって進むべき道を照らしてあげる」ことが大事。
助けに行こうとなると2人とも遭難してしまう。
関連書籍
- 作者: 小崎恭弘
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2016/11/04
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る