依頼内容
今回、我が家で起きた問題を解決していただきたく依頼しました。うちの息子にとって友達同然のペットが逃げ出してしまい、とても困っております。その友達とは、体長が10cmほどもある大型のヤドカリなのです。我が家では息子2人がそれぞれヤドカリを飼っていたのですが、5歳になる弟の方のヤドカリが水槽の蓋をこじ開けて脱走してしまったのです。弟は自分のヤドカリがいない水槽をずっと見ながらとても悲しんでおります。家の中は何度探してもどうしても見つからず、このままでは死んでしまうと子どもたちはとても心配しております。ヤドカリを見つけるのが上手な探偵さん。至急、我が家まで起こしください。よろしくお願いします。
西田局長「ヤドカリ探索では澤部くん」
ハライチ 澤部「右に出るものはいないと自負しております。5歳の男の子が友達だと思っているヤドカリですから、されが脱走してしまう、友達が急にいなくなったのと一緒ですから、なんとか私ヤドカリを見つけるために行ってまいりました。」
調査開始
依頼者の家は、3階建ての立派なお宅です。
小学生の長男(9)と保育園の次男(5)がそれぞれヤドカリに「ライヤド」「トウヤド」と名前を付けてを飼っていました。
陸に住んでいるオカヤドカリという大きなヤドカリです。
お兄ちゃんのライヤドは残っていて、弟のトウヤドが逃げてしまったとのこと。
↓これがお兄ちゃんのライヤド。
なんと調査した日は、ヤドカリが脱走して、すでに12日目。
早速探すことに。
澤部がキッチンの下、ソファの裏などを探すも見つからず、
次に、家から出た可能性を疑ってみる。
依頼者は「ベランダへ通じる窓には網戸がある」と言っていたが、ヤドカリが通るには十分スカスカに開いていました。
しかし、ベランダの床には穴が空いているも、この隙間を通れるほどトウヤドは小さくない。
そして、熱帯魚ショップでヤドカリを扱っているという専門家を呼ぶことになりました。
ヤドカリがいなくなってから12日と専門家が聞くと、
2週間飲まず食わずで、ダメかもしれない、もしかしたら殻だけになっているかも、8:2の割合で8割方死んでしまっているかもしれない。
という厳しい状況。
専門家が同伴のもと、再度、ベランダを調べると、隅っこに大きな穴が空いていました。
↓下から見上げるとこんな感じ。
その下は家の前の道路に繋がっていました。
ダメ元で、ちょうど、家の前にいた奥さま方にヤドカリを見ていないか聞いてみることに。
見ていないということだったので、「気がついたらぜひご連絡ください」と伝えました。
どうしても見つからないので、似たヤドカリを用意してトウヤドを見つけたことにするということに。
もう一匹のライヤドと比べても圧倒的に小さいのでバレバレです。でも、弟はそれがトウヤドだと完全に信じました。
これで一件落着・・・かと思ったら、
澤部たち調査班が、依頼者宅を出て20分後、なんと、依頼者からトウヤドが見つかったとの連絡が入りました!
自宅から再度呼び出された澤部、依頼者から話を聞くと、
あの後、二軒隣の家の人が家に届けてくれた。
とのこと。
それはなんと、この日偶然、家の前で声をかけた時のお母さん。
その方の娘さんが帰宅時、自宅の玄関にトウヤドがいるのを発見。
↓こちらがトウヤドが発見された玄関の段差。
娘さんは、動いている貝を見て不思議に思い、お母さんに話をしたところ、今日調査に来ていたことと話がリンクしました。
見つかったトウヤドを見てみると、貝の一部が割れていました。
これは、ベランダの穴から落下したことが伺えます。
本物と後から用意したニセモノのトウヤドを比べると、やはり本物の方が大きいです。
弟はニセモノのトウヤドのことを本物のトウヤドの子どもだと思っているようでした。
再びスタジオ
澤部「たまたま外に出て落ちたから、数日間雨降ったりとか、エサも外にいろいろ豊富だったりでなんとか生き延びてたんじゃないかと」