「ファスナー」「チャック」「ジッパー」の違い:この差って何ですか?【2017/09/05】

財布やカバン、ジーパンやブルゾン、ワンピースの後ろなどに付いてる開け閉めするところを

ファスナー」「チャック」「ジッパー」と呼ばれていますが、どの呼び方が正しいのでしょうか?

お店の方に聞いてみると、なんと、3種類とも正解だという話です。

では、なぜ3種類の呼び方があるのでしょうか?

実は、ファスナーと、ジッパーは、英語で、チャックは日本語なのです。

そして、最初に生まれたのは「ファスナー」。

1891年(明治24年)、ファスナーがアメリカで誕生。

アメリカの発明家、ホイットコム・ジャドソンが考えました。

開発して最初に付けた商品は、「」。

靴ひもを結んだりほどいたりするのが煩わしいと思い、靴ひもの部分をファスナーにしたのです。

ではなぜ、ファスナーという名前なのでしょうか?

留める」「締める」という意味の「fasten」からきているそうです。

その後、アメリカで軍服にも採用されるようになりました。

その後、世界中に広まり、日本でも使われるようになりました。

次に生まれたのは「ジッパー」。

ファスナー誕生から30年後、1921年にアメリカの別の会社が、締める時の「ジー」という音から「ファスナー」を「ジッパー」という商品名で販売した。

その後、「」を中心に世界中に広まり、日本にもジッパーが入ってきたのです。

最後は「チャック」。

昭和2年、アメリカで発明されたファスナーを日本で製造するようになったのは、日本開閉器製作所だといわれている。

日本独自の名前を付けることになり、開け閉めが「巾着袋」に似ていることから、「チャック」と呼ぶようになったそうです。