怪人「プラヴォ・ヤズディ」の話:そんなことある!?【2017/09/04】

怪人「プラヴォ・ヤズディ」の話を紹介していました。

事件の舞台はアイルランド共和国。

ヨーロッパの中でも比較的治安は良く自然も豊かな国。

そんなのどかなアイルランドで、2007年ある事件が発生。

その事件の容疑者こそ、ポーランド出身の「プラヴォ・ヤズディ」なる人物だった。

アイルランドは1990年から急激な経済成長を遂げる一方、外国人労働者の犯罪発生率が上昇。

このポーランド出身のプラヴォ・ヤズディはいったいどんな事件を起こしたのでしょうか?

実はなんと、交通ルールを頻繁に無視する凶悪ドライバーだったのです。

しかも危険な違反を何度も何度も繰り返す、その数なんと50回以上。

例えば、1年で計算してみると、およそ1週間に1回違反しているという計算です。

警察は、なんとかこのプラヴォ・ヤズディを捕まえようと必死になりました。

そして、なんとか捕まえることができたのですが、この事件には奇妙で不可解なことがいくつかありました。

実は、プラヴォ・ヤズディは違反をする度に、警察に捕まっていた。

つまり50回逮捕されていたということです。

その記録は警察のデータベースにも残っていました。

しかし、なんとこのプラヴォ・ヤズディは、逮捕される度に「住所」「性別」「年齢」「容姿」が全て異なっていたのです。

ある時は若い女性、またある時は初老の男性。

アイルランド警察の威信にかけて捜査をした結果、驚愕な事実が明らかになったのです。

↓こちらの画像の右上には「PRAWO JAZDY(プラヴォ・ヤズディ)」と書いてあります。

実は、ポーランド語で「運転免許証」という意味だったのです。

これを警察が名前と勘違いしたのです。

ポーランド人の免許証には、全部に書いてあるので、そりゃ、みんな「プラヴォ・ヤズディ」になっちゃいますよ、という話でした。