依頼内容
私は台湾が好きでよく行くのですが、台湾の高雄市に瑞豊夜市(ずいほうよいち)というナイトマーケットがあり、そこに「瓶立てゲーム」という露店があるのです。
そのゲームはとてもシンプルで、板の台に台湾ビールの瓶が寝かせて置いてあり、1メートル少しのヒモの先端に取り付けてある金属のリングを瓶の口に入れて、ヒモを引き上げて瓶を立たせるというものです。一見、誰にでもできそうな感じがするのですが、一度も成功することができません。周りのお客さんを見渡しても成功した人を見たこともありません。唯一、そのお店のおっちゃんだけは別格で何回やっても百発百中で成功するのです。優秀な探偵さんどうかビンを立たせることができないでしょうか?
(麒麟の)田村 探偵「この依頼者さんは初めてこのゲームをやった時にですね、1度もビンを立てることができず、すごいくやしい思いをしたと。そして三ヶ月前にですね、再び、会社の後輩を連れてリベンジしに台湾まで行って、その後輩さんもろとも2人ともできずということで、なんとしても成功させたいと」
調査開始
台湾で1時間以上粘ってもビンを立てられなかったという依頼者。
そこで、番組スタッフが台湾へ行き、瑞豊夜市で実際立てたというビンを露店の店長 周さんから借りてくることに・・・。
借りてきたビンや台などの道具一式を用意して、露店のビン立ての状況を再現しました。
チャレンジしてみると、最初は簡単そうに見えますが、
普通に持ち上げるとリングが外れて手前に倒れ、それが嫌で前方へ持っていくと、今度はビンが向こう側に滑り落ちてしまう。
さらに実は、この置いてある板は前に傾斜して倒れやすいようになっていて、難易度が上がっていることがわかった。
そして、何度も挑戦した結果、とうとう田村探偵が成功しました。
そのコツは、ビンの口を持ち上げて、ビンの底が付いた瞬間、手前に引っ張て、向こう側に倒れる勢いを抑えるというものでした。
後から、露店の店長 周さんの映像を入手して見てみると、2本同時に立てるという神業を披露していました。
再びスタジオ
田村探偵「スタッフが、慎重なのはいいんですけど、余分にビン8本、台5個借りてきまして、まさかの周さんとこの台がなくなるという・・・、一週間営業できなかったそうです」