薬の「室温保存」と「常温保存」の違い:初耳学【2017/11/19】

薬に関する知識を紹介していました。

室温保存 と 常温保存 の違い

薬の説明書きの部分に書いてある「室温保存」と「常温保存」。

どちらも似たような言葉に聞こえますが、全く意味が違います。

薬の場合、

室温保存は、1℃ 〜 30℃
 
常温保存は、15℃ 〜 25℃

と、日本薬局方に定められていて、

例えば、小児用の咳止めシロップには、15℃〜25℃の「常温」保存のものがある。

もし、薬の温度管理を間違えると、成分が変化してしまうこともあるので注意が必要です。

滅菌 と 殺菌 の違い

ハンドソープなどでよく目にする「殺菌」と「滅菌」。

どちらも似たような言葉に聞こえますが、全く意味が違います。

滅菌は、菌の生存する確率が100万分の1以下。つまり、ほぼ全ての菌を死滅させる
 
殺菌は、全ての菌ではなくある特定の菌を殺す。明確な決まりがないため、全体の1%を殺しただけでも「殺菌」となる。