ある主婦が疑問を投稿していました。
北朝鮮の軍隊の兵隊さん達の行進について、あの行進の時、足を曲げないで真っ直ぐにあげ皆きれいに揃って素晴らしいけどあれって全員足又は膝を痛めないかしら?長く行進するの辛くないかな?痛いけどああしなければ殺されるの?
というもの。
朝鮮半島専門誌「コリア・レポート」編集長の 辺 真一 氏によると、
辺さん「足をまっすぐ伸ばしたままガチョウのように歩く様子から、「ガチョウ足行進」と呼ばれています。」
辺さん「北朝鮮のこのスタイルは旧ソ連の流れを汲んでいる。
北朝鮮だけでなく、ベトナム・中国さらにキューバなど、社会主義諸国における共通の行進スタイル。」
どれくらい足に負担がかかるのでしょうか?
辺さん「この日のために、何回も行進させられている。相当負担がかかっていると思いますね。」
整形外科の先生に聞いてみると、
先生「この行進は体にあまり良くない。膝をまっすぐ伸ばしてあげているので、大腿直筋という筋肉が骨盤に引っ付いていますが、この筋肉が引っ張られて、骨が剥がれたり、疲労骨折を起こしたりと、体に良くない影響が出てくる。 」
それからもう一つ、股の付け根から腰にかけて、腸腰筋という筋肉があり、この筋肉が引っ張られる、腰を引っ張ることによって腰が大きく歪んで、腰を痛めたりという危険が大きいですから、長い時間続けない方が良いですね。」
とのこと。
では、北朝鮮の行進を失敗すると殺されるのでしょうか?
辺さん「それはないと思いますね、処刑されるとか収容所送りとか、さすがにないと思いますね。」
殺されはしないそうですが、やはりペナルティはあるそうです。
辺さん「反省文を提出する。二度と同じようなミスを犯さないように、もう1回行進の訓練をやる。」
ちなみに、やり直しの訓練は連帯責任として、同じグループの全員で行われるそうです。